こんにちは。佐賀環境フォーラムの実行委員の秋山 翔太郎です。
私が参加している「えこいく(環境教育班)」の活動をご紹介します。
スズムシを育成
6月8日(水)、えこいくではスズムシ育成ゲージを工作。
今年の「スズムシのおんがくかい」に向け、合唱団育成からスタートしました。
えこいく主催「スズムシのおんがくかい」は、クイズや動揺を通して鳴く虫を学びつつ、野外でいろんな種類の鳴く虫の音色を聴き比べする催し。
今年で3回目ですが、えこいくメンバーがスズムシを育成するのは今回初の取り組みです。
スズムシの成長
スズムシは生まれてから姿がほとんど変わらない不完全変態の昆虫。
少しでも成長すると、身体がすぐ窮屈になるため、脱皮の回数は多く7回前後。
5月末頃に生まれ、成虫になる8月までにそんな回数をこなすのだから驚きです。
育成準備
スズムシの成長には足場や湿度に気を配る必要があります。
密度が高すぎればストレスを感じてしまったり、ケンカが勃発。
快適な空間づくりのため、まずは厚紙で並板状の足場作りです。
小さいものと大きいものを作り、成長に合わせて取り換えます。
湿度
乾燥しすぎたり、湿度が高かったりするのも要注意!
また、ゲージ内側の水滴は赤ちゃんスズムシが動けなくなるため、丁寧に取り除きます。
食べ物
エサは割と何でも食べることができます。
2年物の高野豆腐やいりこ、専用のエサを用意しました。
小さくてもエサを自分のテリトリーへ持って行ってしまうので、注意が必要です。
放置されたエサが、気が付いたらカビてしまいます。
お引越し
一通りの準備を終えると、佐賀大学の中村先生(えこいく顧問)が累代飼育して孵化させた赤ちゃんたちを選り分けます。
足場にびっしりと張り付いた赤ちゃんを振るって5つのゲージに移動。
たまに飛び出す元気な赤ちゃんも。
お兄さん、お姉さんらが「よ~し、よし」と言いながら、筆でやさしく移動させていました。
里親のもとへ
母性あふれる4人の男女メンバーが里親に。
(私は子育てに自身がなかったため、辞退)
里親になった4人が、これから成長過程を観察します。
大きく育ったスズムシが綺麗な音色を聴かせてくれるのは楽しみですね。
今年の「スズムシのおんがくかい」
今年は8月19日(金)に開催を計画しています。
時間は18時ごろから、場所は佐賀大学大学会館です。
詳しく決まりましたら改めてこの場でご連絡しますね。
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