こんにちは!学生スタッフの糸山です。
7月2、3日の2日間「2016ボランツーリズム in 壱岐」に参加しました。
「2016ボランツーリズム in 壱岐」について詳しくはこちらをどうぞ↓
▶https://www.facebook.com/events/1576778452652829/
(Facebook上のページです)
1日目(2016年7月2日)
壱岐、辰の島にて海浜の清掃活動を行いました。
辰の島は緑の多い、エメラルドグリーンの海に囲まれた美しい無人島です。(当日の海は少し濁り気味でしたが、晴れた日には海底が見えるほど透き通ったとてもきれいな海だそうです)
砂浜の砂は貝のくずでできてるそうです。
清掃活動には大学生・高校生・一般参加の皆さん・チーム防人の皆さんなど総勢約300人が参加しました。
海岸に流れ着いたごみの多くは漁業の用具などの発砲スチロールが目立ちましたが、ほかにも韓国語や中国語表記の生活用品と思われるゴミ、日常でもよく見かける商品の空き缶など、多種多様なゴミが流れ着いていました。
細かくなりずぎて拾えなくなっている発砲スチロールを見たときは何とも言えぬ気持ちになりました。
海浜清掃が終わった後は有名な猿岩へ寄った後そのすぐ近くの宿泊施設「出会いの村」にて交流会を兼ねた海鮮バーベキューをいただきました。サザエのつぼ焼きやタイの蒸し焼き、焼きそばなどなど、どれもすごくおいしかったです!
2日目(2016年7月3日)
朝は壱岐市立一支国博物館にてワークショップを行いました。
初めに、福岡や佐賀、長崎の参加者から各地区の活動事例発表がありました。
1人目の発表者は福岡地区の九州大学工学部コウ・ジョエンさん。対馬で行われた日韓市民ビーチクリーンアップについてや季節風によるごみの漂流についての発表でした。
細かくなって回収できなくなった発砲スチロールについての話では、昨日の拾いきれなかった小さな発砲スチロールの破片を思い出しました。
2人目と3人目は、佐賀地区より「エコっぷ(佐賀大学環境サークル )」代表の池本 沙輝さんと、「えこいく(佐賀環境フォーラム 環境教育班)」リーダーの堤 悠一郎さんです。
エコっぷは今年結成されたばかりの新しい団体。体験型環境教育を取り組んでおり、最近では料理+エコのコラボレーションであるエコクッキングを開催しておられます。
えこいくの堤さんは、有明海の干潟について熱く語ってくださいました。ちなみに有明海は壱岐島12コ分の広さだそうです!
えこいくの活動は佐賀環境フォーラムHPをチェックしてみてください!
▶https://saga-kankyo.jp/category/report/ws/ecoiq/
4人目は長崎地区、「ながさき海援隊」代表の山下清志郎さん。長崎市内の海岸清掃活動を主催されてます。また、様々な場所でプレゼン・ポスター発表を行い、啓発活動に努めていらっしゃいます。
今回の海岸清掃ではInternational Coastal Cleanup(ICC)の活動の海ゴミ調査を行われていました。今の目標は清掃の参加者を増やすこと、長崎県北部にも清掃・啓発を増やしていくこと、Facebookでの「いいね!」を500増やすことだそうです。
最後は、壱岐島おこし応援隊「チーム防人」代表の中山 忠治さん。壱岐のPR、活性化、環境の保全をしておられます。お話の中で出てきた「拾う人は捨てない」という言葉にはとても心打たれました。
グループディスカッション
発表後、海岸漂流物の発生を抑制するためにグループディスカッションを行いました。グループ毎の発表では対策について、分かりやすい看板を立てること、可視化、漁具に船の名前を書くなどなど、たくさんの案が出てきました。
壱岐島海岸視察
ワークショップ終了後、「鬼の足跡」や「小島神社」などたくさんの観光名所を巡りました。鬼の足跡はとても急斜面で高いところが苦手な私には少し怖かったですが、海につながる空洞から海が見えるとても神秘的な場所でした。
終わりに
この後フェリーに乗り、博多港へと発ちましたが、もっと島に居たかったなあととても名残惜しく思いました。またいつか行きたいです。今度はじっくりと色んな所を見て回りたいです。
今回、チーム防人の皆さんには船着き場にてお出迎えやお見送りをしていただいたり、バーベキューで新鮮な海産物などをたくさんごちそうしていただいたり、2日目のお昼のカレーを用意していただいたりしました。
本当にありがとうございました。
また、今回のボランツーリズムでたくさんのことを学ぶことができました。
自分自身、福岡の内陸の方の出身なので海のことなどは本当に知らないことが多く、新しく知ることばかりでとても新鮮な2日間でした。