8/7(日)、佐賀環境フォーラム「打ち水夏の陣2016」を開催。
今年も昨年に引き続き、行進(パレード)と合戦(イベント)の2本立てで行いました。
フォーラム発の打ち水夏の陣は、2004年から形を変え12年間続いている打ち水企画です。
今年の参加者はそれぞれを合わせると100名を優に超える規模。
パレードだけで見れば、昨年の4倍ほどの規模です。
また、初の取り組みとして、20名ほどの外国人さんに浴衣で参加していただきました。
外国人さん向けプロジェクト
何年もぶりに復活した打ち水パレード2015から1年。
昨年の参加者から暑かったけど楽しかったからまたやりたいとの声があがりました。
そこで打ち水パレードを昨年以上に盛り上げるため、外国人さんにも浴衣姿で参加してもらうことを秋山自身が発案。
ほどなく「外国人さんに浴衣でパレードに参加してもらおうプロジェクト」が発進しました。
市民の方に着てもらう浴衣の寄付を募ったところ、多くの方からのご賛同!
40着以上!もの浴衣が集まりました。
さらに、イベント情報が多くの方に拡散され、徐々に外国人さんへ伝わっていきました。
浴衣の寄付にご協力いただいた皆さま、外国語対応を担ってくださった国際交流協会さんには、この場で心から感謝を申し上げます_ _
見ているこちらが嬉しいくらい、外国人さんは日本のお祭り情緒を楽しまれていました。
行進編
打ち水パレード
打ち水パレードは佐賀城下栄の国まつりの一環として開催される「きてみん祭ビッグパレード」に参加して実施するもので、コースは中央通りの佐賀銀行本店前から南へ約1km、10月オープン予定のバルーンミュージアム(旧マルキョウ)前までの道のり。
復活2年目で80名以上が行進することになった今回、前述の外国人さんだけでなく、佐賀大学生主体の環境活動団体「えこっぷ」をはじめ、着物関連の会社などまで、団体の参加申し込みがありました。
過去12年通してもおそらく過去最高規模のものでしょう。
灼熱の炎天下、熱々のアスファルト。
「Cool the earth」「地球を冷やそう」をスローガンにして、水をまきながら大集団は進みました。
栄の国まつりで賑わう沿道の観覧者に見守られ、時にホースで水をかけられ、あっという間の30分。
これだけ多様な方々が打ち水を合言葉に集い、まつり会場まっただ中を一緒に行進できたというのはとても清々しい体験となりました。
合戦編
打ち水イベント
打ち水パレードの2時間後、打ち水イベントを佐賀商工ビル駐車場で開催。
これまで佐賀城本丸で行っていましたが、今年は佐賀城下栄の国まつり中心地でもあるこの商工ビルに場所を移しました。
ちなみに浴衣の着付も商工ビル7階にある佐賀市市民活動プラザで行い、待合時間の避暑控室としても役立ちました。
イベント内容は、参加者の皆さんと一斉に打ち水を実践し、気温や地面の温度がどれくらい変化したかを効果を調べようというものです。
実践前には、えこいく(環境教育班)が子どもや外国人さんたちに向けて、環境紙芝居を上演しました。
いざ打ち水が始まってしまえば水かけ合戦さながら。
やんちゃな子どもたちと学生や大人たちが互いに水を掛け合い、楽しく打ち水を実践します。
毎年、このイベントを沸せる打ち水ベテラン「ひぃくん」も健在。
何年経っても相変わらず、ひしゃくとバケツを携え、戦場を駆けまわっていました。
外で思いっきり遊びにくくなった昨今。
子どもは大人が気付きにくいところでストレスを溜めこんでいるもの。
意図せずとも子どもと大人が入り乱れて豪快な水かけ合戦となってしまうこの打ち水イベントは、子どもにとって日頃のストレス解消には一役買ったのかもしれません。
それでは、打ち水の実施結果は・・・
気温がマイナス2度、地面温度がマイナス7度となりました。
頭では分かっていても、このように皆さんと一緒に実践してみることで効果に現れると嬉しさが増しますね。
『打ち水夏の陣2016』、これにて完結!
皆さま、本当にありがとうございました!
この後、自然の打ち水(夕立)により、街全体が涼を感じることができましたとさ。