佐賀環境フォーラム実行委員 兼 えこいくメンバーの秋山です。
8/19(金)、えこいくは3年目となる「スズムシの音楽会」を佐賀大学で開催。
広報の甲斐あって、子どもと大人を合わせて18名の方に参加していただきました。
さらに環境関連の科目を履修する大学生5名の見学もありました。
昨年、1組の家族だけだったことを反省し、今年は佐賀新聞エコさが基金の助成金を活用して広報や内容の充実に力を入れています。
主な内容としては、前半パートのスズムシをはじめとする鳴く虫の学習と後半パートの野外に出ての観察になります。
学習
スズムシって知ってる?
まず初めに、スズムシがどんな虫なのか、今回作成した小冊子「スズムシのいっしょう」を使って説明しました。
小冊子は下の画像をA3用紙に印刷し、中央に切れ込みを入れ折れば簡単に手作りできます。
スズムシについて調べたり、イラストを描いてくれたのはもちろんえこいくメンバーです。
スズムシについて一通り説明をしたらクイズを出題します。
例えば、次の問題。
スズムシは次の1から4の内、何をエサとするでしょうか?
1:はっぱ
2:おはな
3:むし
4:ぬけがら
さて、お分かりでしょうか?
答えは記事の最後尾にて。
「虫の声」を歌おう
誰もが幼少期に歌った童謡「虫の声」をみんなで合唱。
歌詞にはスズムシだけでなく、いろんな虫の鳴き声が紹介されています。
歌った歌詞に登場した鳴く虫がどんなふうに鳴いているのか、スピーカーから実際の音を流して聴き比べします。
鳴き声を聴いて、虫の名前を当てるクイズも行いました。
観察
耳をすませてみよう
聴き比べクイズで耳を養ったらいざ屋外のビオトープへ。
佐賀大学のテニスコート裏にはスズムシの生息環境を再現したビオトープがあります。
耳をすませ、実際に鳴いている虫を聴きとってみました。
早速聴いた虫が鳴いていて、子どもたちが「キリギリスがないてるよ!」と自慢げに教えてくれました。
しかし、鳴いているのは分かっても、それを捕まえようとするのはたいへんです。
育ったスズムシの旅立ち
えこいくメンバーで手分けして育てたスズムシをビオトープへ放つのを、子どもたちに手伝ってもらいました。
スズムシはおとなしく、子どもたちの手や体からなかなか離れません。
張り付いたスズムシを子どもたち同士でそっと捕まえ茂みへ放っていました。
子どもたちの中にはスズムシに愛着が湧いてしまってどうしても名残惜しいという子がおり、その子には育て方を伝授し里親になってもらいました。
大切に育てようと熱心に育て方を尋ねていたので、新天地でもすぐに綺麗な音色を聴かせてくれることでしょう。
今回の「スズムシの音楽会」を子どもたちが大満足してくれた様子に、えこいくリーダーの堤くんは「来年は次のリーダーが中心になると思いますが、今年以上のものを作りあげたい」と開催の意義をかみしめていました。
勇ましいカブトムシやデジタルのモンスターもいいですが、秋の夜長にスズムシの音色に耳をすませ、風情を感じるのはいかがでしょうか?
翌日もイベント!
チリメンモンスター教室
~激レアチリモン「タツノオトシゴ」を探せ!~
チリメンジャコの中に隠れているモンスターに会ってみよう!
大人も子どももつい夢中になるイベントです。
と き:2016年8月20日(土)13:30~15:30(受付13:00~)
ところ:わいわいコンテナ2(佐賀市呉服元町2)
<参加無料>
<先着20名>
クイズの答え:1から4の全部