皆さん、こんにちは。学生スタッフの荒巻です。
平成29年度 佐賀環境フォーラムの全12回の講義が始まりました。
5月11日(木)に第1回の講義(ガイダンス)があり、5月16日(火)は第2回の講義でした。
講師の先生は、九州大学大学院の鬼倉 徳雄 先生。
学生時代に佐賀市のクリークの生態系調査をしたことがあり、資料に佐賀が多く登場して身近で実感のわく講義でした。
講義の内容で印象に残ったのは、
- 外来生物には3タイプあり、海外から持ち込まれた生物だけでなく、国内の生息地外から持ち込まれた生物も外来生物とすること
- 佐賀県には外来種との交雑が進行している種がいること
- ブルーギルという魚は魚卵を食べてしまい生態系を狂わせていること
などでした。
なかでも印象的だったことは、「佐賀市はクリークの護岸対策として、コンクリートでなく木柵工を使用している」ということです。
その理由はコストの削減のためというところまでは聞いたことあったのですが、それは佐賀に住んでる貴重な生物にとって良い条件となっていたということでした。
5月27日(土)には、実際に神野公園の池を干して生物調査を行うので、今回の講義はそれに向けた知識も多く学ぶことができました。
次回の講義
テーマ:海洋エネルギー開発の現状
講師:今井 康貴 氏(佐賀大学 海洋エネルギー研究センター 准教授)
日時:2017年5月18日(木)18:30~20:30
場所:佐賀大学 教養教育1号館 111教室
近年、温暖化ガス排出の少ないエネルギーとして再生可能エネルギーが注目されているが、その実用化には課題も多い。
本講義では、日本のエネルギー政策と海洋分野の再生可能エネルギー開発の現状について、諸外国の先進事例を中心に述べる。