5/31 栄の国祭り in ARKS

えこいく(佐賀環境フォーラム環境教育班)広報の川畑葉栞と山村海果です。

私たちえこいくは2025年5月31日(土)、佐賀市で開催された「栄の国祭り」にて、えこいくは環境啓発活動の一環として、体験型のブースを出展しました。今回の出展では、「環境かるた」「環境紙芝居」「リメイク雑貨の販売」という三つの取り組みを通じて、楽しみながら環境問題への関心を深めていただくことを目指しました。

今回のイベントは、新たに1年生部員が加わってから初めての活動となりました。全体の企画・準備・制作はすべて、部員たち自身が一から取り組んだもので、それぞれのアイデアや個性が光る内容となりました。

当日は多くの来場者に恵まれ、えこいくのブースには子どもたちを中心にたくさんの方々が立ち寄ってくださいました。新入部員たちは、来場した子どもたちと直接ふれあいながら、環境についての話をしたり、一緒に遊んだりする中で、環境啓発の重要性を実感し、大きなやりがいを感じることができました。

環境かるた

これまでにも使用していた環境かるたに加えて、今回は新たにSDGsをテーマにしたかるたを作成しました。絵札と読み札の両方を部員が手作業で制作し、環境問題を身近な言葉で伝える工夫を凝らしました。

かるた遊びを通じて、子どもたちは楽しみながら「持続可能な社会」や「エネルギーの使い方」、「プラスチックごみの問題」など、さまざまなテーマに自然と触れることができ、保護者の方々もその様子を見守りながら興味を示してくださっていました。

環境紙芝居

食品ロスをテーマにしたオリジナル紙芝居も上演しました。この紙芝居は、「食べ残しをしないようにしよう」「食べられる分だけ作ろう」というメッセージを込めて、部員がすべて手描きで制作したものです。

子どもたちが夢中になって紙芝居に耳を傾けてくれていた姿が非常に印象的でした。また、保護者の方々も一緒に聞いてくださったことで、家庭でも食品ロスを減らす意識を持っていただくきっかけになったのではないかと感じています。

リメイク雑貨販売

不要になった衣類や布素材を再利用して、ヘアアクセサリーやポーチ、バッグなどのリメイク雑貨を制作・販売しました。材料は部員やその友人たちから集めたもので、ひとつひとつ手作りで仕上げられたアイテムには、持続可能な社会への思いが込められています。

当日は、小さなお子様からご高齢の方まで幅広い年齢層の方々に関心を持っていただきました。中には、自らのお小遣いで雑貨を購入してくれた小学生もおり、消費行動を通じて「ものを大切に使う」という意識を育む機会となったことは大きな成果であると嬉しく思います。

この活動を通して、SDGsの目標12「つくる責任、つかう責任」について、来場者の皆さまと一緒に考えることができたと感じています。

今回のイベントでは、「楽しく、わかりやすく、身近に感じられる」環境啓発を目指し、子どもたちを中心にたくさんの方々と交流することができました。子どもたちに環境について学んでもらうことで、一緒に来られたご家族にも、ご家庭で環境について話し合うきっかけを提供できたのではないかと思います。

えこいくは、これからも地域とつながりながら、身近な場所から少しずつ環境意識を広げる活動を続けてまいります。今後ともご支援よろしくお願いいたします!