10年以上続いている体験講座「ごみ探検隊」が6月18日(日)、今年も佐賀大学生の受講生と佐賀大学内の燃えるごみの分別状況を調査しました。
佐賀大学内の4カ所のごみ箱から燃えるごみの袋を学生スタッフが事前に回収。
これらの燃えるごみが本当に燃えるごみとしてきちんと仕分けられているのか、班に分かれて再仕分けに挑戦しました。
まず回収された時点でのごみの重さを計り、再仕分けを行った後、どれだけ燃えるごみが削減されたのか重さを測り直して「分別の徹底率」を計算しました。
結果は次の通り。
1班:32%(分別後0.8kg/分別前2.5kg)
2班:66%(分別後2.68kg/分別前4.04kg)
3班:16%(分別後0.41kg/分別前2.12kg)
各班ともに菓子箱などの紙類のごみが多かったようです。
また、佐賀大学生協がお弁当の容器に採用されている「リリパック」にはあらかじめデポジット金が科されており、表面の薄皮を剥がして生協の窓口へ持っていくことで、容器10個あたり100円になりますが、このリリパックがなんと56個も見つかりました。
もったいない気がしてなりません。
今回の「ごみ探検隊」は「ごみ探検隊」らしく、佐賀大学受講生らには事前の課題が科されていました。
それは、2人ペアになって一週間ほど、大学内で割り当てられた場所にあるごみ箱の午前と夕方のごみを調査することでした。
ペアによっては、周囲にある教室の授業利用状況を調べ、相関性を研究したところもありました。
日頃、意識せずに利用しているごみ箱を調べてみることで、少しでも意識するきっかけになればと思います。
1班の学生さんからは、「分別の徹底率が低く、分別の仕方が知られていないのではないか」という気づきから、「ごみ集積所近くにポスターを貼る」や「分別の地域活動を多く開催してみては」といった改善策の提案がありました。