6/28 第10回講義「事業者の省エネ対策と環境認証取得事業者の取り組み」

学生スタッフの星下です。
6月28日(木)に、佐賀環境フォーラム第10回目講義「事業者の省エネ対策と環境認証取得事業者の取り組み」が開かれました。

本日の講師は、株式会社シグマ 省エネ対策推進営業開発リーダー 兼 唐津営業所所長、環境カウンセラー、エコアクション21審査員の池上 敏昭(いけがみ としあき)先生に務めていただきました。

前半では、『節電』と『省エネ』の違いに触れ、具体的取り組みについて話していただきました。
『節電』とは、ピーク時の瞬間の消費電力を抑えることを指し、『省エネ』とは、時間帯や状況に関わらず、消費電力全体を減らすことを指すということがわかりました。
また、「冷房の設定温度を28℃にしよう」という取り組みがあるが、設定温度と実際の室温には誤差があり、リモコンの表示ではなく室温を28℃に合わせることだということもわかりました。

後半では、環境に関する世界の動きとエコアクション21に取り組むメリットなどについて話していただきました。
以前は、経営と環境の間には壁があり、別物のように捉えられていましたが、現在では、経営の中に環境があり、エコアクション21に取り組むことで、企業価値・信用の向上につながるということがわかりました。

最後に、株式会社シグマさんが行った環境に関する事業活動やエコアクション21認証からの成果、これからの課題について話していただきました。
不必要な場所の照明の消灯やエレベーターの使用を控え、階段を利用する、エコドライブなどの具体的取り組みをされたことで、社外からの評価を得たり、テレビ・新聞社等からの取材が増え、企業価値が向上したということを話されました。

次回7月5日(木)の佐賀環境フォーラム第11回目講義は、佐賀大学 理工学部 准教授 末次 大輔(すえつぐ だいすけ)先生による「インフラ整備の木材利用」です。

ご参加お待ちしています。