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えこいく(佐賀環境フォーラム 環境教育班)は1月15日(水)、Action For Social Good代表のフィッシュ 明子さんを佐賀大学に迎え、「就職先選びの新基準 SDGs~SDGs×就活で働き方をイノベートしよう~」を開催しました。
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執筆や服飾デザイン、社会福祉などスキル多彩なフィッシュさんは、福岡市を拠点に、ビジネスを通じた社会課題解決支援と人材育成をされています。
フィッシュさんがイギリスや中国に在住中、ご自身がマイノリティであることを痛感された体験から、帰国後、自分がマイノリティの人たちを支援していきたいと考えられたことが活動の原点になっているそうです。
SDGsとビジネスチャンス
冒頭、フィッシュさんから「SDGs(持続可能な開発目標)」に伴う変化について、ビジネスや投資、政府・行政の予算配分の観点で説明がありました。
SDGsが2015年に採択され、グローバル経済から地域経済に至るまで投資の流れが大きく変わってきている。そして、従来の延長線上に考えるビジネスモデルではなく、環境・社会課題解決を起点に新たな事業を生み出していくというビジネスチャンスが広がっているそうです。
ただし、日本はジェンダーギャップ指数(男女格差指数)が低く(153カ国中121位/2019年9月発表)、最優先に取り組むべき課題となっているとおっしゃられていました。
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SDGsアウトサイドイン・カードゲーム
次に、SDGsの視点を軸に開発されたビジネスゲーム 「SDGsアウトサイドイン・カードゲーム」を体験しました。
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商社や化学メーカーといった5つの企業に分かれたチームが、企業毎に異なる経営資源や解決手法を組み合わせて新規プロジェクトを創出。さらにプロジェクトに対してプロモーションを行ってお金を稼いでいく流れです。
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新規プロジェクトを誕生させるにも、プロモーションを行って投資額のリターンを得るにも、組み合わせが合致していないと成功せず、それぞれに投資した分の資金を減らしてしまいます。
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元の資金を倍以上に増やしたチームがありつつも、横ばいか減らしたチームが多数でした。ただ、何れのチームもプロジェクトを3、4つ立ち上げた状態での結果なのでそれなりに稼げてもいました。
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ゲームの振り返りでは「他の企業の強みを取り入れられれば」や「強いプロモーションを企業間取引に活かせれば良かった」、「他で生まれた新規プロジェクトを把握できておらず無駄が多くなった」などの立ち回りについて感想があり、企業間の取引や交渉、それから状況確認の重要さを感じられたようでした。
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新規プロジェクトを想像する
フィッシュさんから、ゲーム中に登場したプロジェクトは実際に表彰を受けたものであると紹介され、その他にどのようなソーシャルビジネス、プロジェクトが立ち上がっているか、佐賀をはじめとする多数の事例を紹介いただきました。
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その上で学生自身も、 仮想の企業や現在の所属団体においてSDGsの目標・ターゲットを起点に今後どのようなプロジェクトの可能性あるかを想像しました。
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出勤時間の短さを武器にQOL(Quality of Life:生活の質)を高めてビジネスとする案、オンライン技術によるソリューションで女性が参画しリーダーシップを発揮できる環境づくり、地域や社会人とのつながりを生かした学生団体の運営などについてアイデアがありました。
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参加した学生からは、「様々な企業をSDGsに絡めて知れた」や「SDGsを考えることが企業にとって大事だと知れた」、「後悔と犠牲がない買い物を心掛けたい」、「ジェンダーについて将来、同じ立場の人を助けたい」などの充実した感想や豊富が挙がっていました。
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結びに
この企画のキックオフが開催一ヵ月前というたいへんタイトなスケジュールでありながらも、フィッシュ 明子さんには企画の趣旨にご賛同いただき、無事に実施することができました。学生に寄り添っていただきましたフィッシュ 明子さんに心から感謝申し上げます。
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この企画は、えこいく(佐賀環境フォーラム環境教育班)が荏原環境プラント「第2回e-さが基金」の助成を受けて実施しました。
https://www.saga-s.co.jp/articles/-/405847
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