12/12 伝統農法「ごみくい」を体験

インターンシップでNPO法人 元気・勇気・活気の会(三気の会)の活動に参加している大島です。今回の活動は佐賀伝統行事「ごみくい」のイベントです。

この日は三気の会のメンバーだけでなく、このインターフェース科目を受講している学生、地域住民の方々など大勢が参加しました。

「ごみくい」とはクリークがある佐賀平野の特色を生かした伝統農法で、クリークの底に堆積した泥を天日干しし、田畑に入れる循環型農業を目指し行っている活動です。今日の活動は、クリークの泥をバケツリレーでかきあげることでした。

学生らが胴長を着るのは3回目で慣れた様子でしたが、作業内容は最もきついものだったと感じました。実際私も帰った時から筋肉痛を感じ、次の日は特に上半身がこわばっていました。

泥のかきあげ作業が終わると巨勢公園の川に入り外来種駆除を行いました。柳の下を網ですくうと、小魚やエビなど様々な生き物を捕まえることができました。しかし地元住民の方によると昔は50センチほどの鯉や鮒がたくさん取れていたそうで、現在は生き物がずいぶんと減ったとおっしゃっていました。

作業を全て終えた後、堀干し行事伝統食である鮒ン子食い(昆布巻き)、三気の会で育てた新米を使ったおにぎり、豚汁、焼き芋を準備していただき、みんなで美味しくいただきました。

「ごみくい」という活動を通して循環型農業について学び、地域の方々と交流する貴重な経験となりました。

伝統食「 鮒ン子食い(昆布巻き) 」写真中央