6/23 体験講座「ごみ探検隊」〜有明海にそそぐ筑後川へ〜

今年は梅雨入りが遅いですね・・・学生スタッフの秋山です。
今回は、久留米市筑後川側にある「くるめウス」に行きました。そこを拠点に活動されている任意団体「GoodNews」代表の中島 重人さんと河川敷のごみを調査。それから中島さんに団体での活動とその想いをお話いただき、ゴミに無関心になっている人たちに関心を持ってもらうきっかけ「エコよりもニコ」のアイデアを話し合い発表しました。

筑後川河川敷のゴミ調査

皆さん、筑後川にはどのようなごみが落ちていると思いますか?

くるめウス到着後すぐ、河川敷に入って草むらをかき分け、約10分間のごみ調査を行いました。

回収したごみの例を挙げますと・・・
スプレー缶、スタミナドリンク、野球ボール、DVD、ポット、納豆のがら、タバコ、花火セットなどたくさんありました。

過去には、ショッピングカートやテレビ、冷蔵庫、トイレ、賽銭箱、自動車部品があり、BBQ後にテーブルやコンロが一式そのまま残されていたこともあったそうです。

私自身、たった10分間でこんなに多いゴミを回収することができるとは思いませんでした。驚きです・・・!

生き物を脅かすゴミ

また夏が近づきはじめ、夏バテ対策にウナギが恋しくなる季節ですね!
昔、筑後川にニホンウナギが棲んでいたことを知っていますか?

中島さんによれば、以前よりも現在が川にあるごみの量は増えているそうです。このまま増え続けると2050年、海の生物の数よりもごみの数が上回る時代が来てしまうそうです。

今まで食べられていたものが食べられなくなるということを想像できますか?

有明海へおだやかに流れる筑後川

1人の100歩よりも・・・

最後に皆さんは、ごみ拾いを1人で長時間することと100人で短時間行うことはどちらが筑後川の未来が輝くと思いますか?

1人で頑張ることにも価値があります。しかし、100人で行うことが今後、私たちの下の世代も川を使うことにつながると考えます。

なぜなら、ごみ拾いに参加する人の中で1人でも「今後もまた参加してみたい!」と考える人が増えると、またその人が友達を誘って参加し、輪が広がると思うからです。

私自身も今回のごみ調査で現状を知ることができ、地元の河川清掃に参加したいと考えるようになりました。

皆さんも騙されたと思って参加してみてください!現状を知ることができるので、「自分が動かなくては!」と思えてくると思います。

しかし、いくらゴミを拾ってくださる人が増えても、捨てる人が増えては意味がありません。まずはごみを捨てている人はごみを捨てることをやめましょう。

みんなの筑後川が泣いています・・